2009年01月19日

新月の木ってなあに

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お待たせしました、新月伐採についての続きです。この写真は昨年の12月の23日〜25日に掛けて秦野の森林組合で伐採した、 「新月の前々日」までに伐られた桧です。一見細いように見えますが樹齢は80年ありました。目が詰んでいて色もよくなかなか良い木でした。 前回、オーストリアのトーマ氏の著書には新月と言う言葉は使われていないことをお話しましたが、 お分かりのように新月の前日までに伐採された木を 「NPO新月の木国際協会」(以下協会と言う)では「新月の木」、或いはドイツ語でノイモントホルツと読んでします。 つまり正確に言うと新月になった日は伐ってはいけないのです。

そのことを確かめるために昨年同じ秦野で24時間、新月の前後を挟んだ伐採実験をしました。(私も参加、いずれ公開します) その結果まだ検証中ですが、経過報告では違いがでているということでした。このことは私達にとって大変大きな意味を持っています。 単に引力だけでは説明できないことを意味しています。もちろん引力も大変重要な役割りを持っています。 このようにして協会では24時間伐採だけでなく、1年を通じた伐採実験や1ヶ月の実験をやっています。 一昨年からはお米などの作物やチーズなどの醗酵食品でも様々な実験を行なっています。 現在では月のリズムと生命の働きといったより広範囲な関心に及ぶようになりました。 実は海外の大学では本気で取り組んでいるところがあります。日本の大学はオカルトぐらいにしか思わないのか、 今だにそのような研究を取り組んでいるところの話を聞いたことがありませんね。

すみません肝心の「新月伐採ってなあに」の話題に戻ります。協会では冬期(10月末から翌年の1月末) までの新月前日の7日間を新月伐採日と規定しています。では、新月の木とは何かと言うと、 正確には新月の日の木ではないのですが総称として象徴的に使う言葉として新月の木と名づけたのです。そしてここが最も重要なのですが、 何時何処でどのような状態で伐採されたか記録されている木を新月の木、或いはノイモントホルツと呼ぶことにしたのです。 協会ではその記録の方法を現認記録としてきちんと管理する体制を作っています。それは昨今騒がれている食品偽装にも通うじることですが、 それよりも300年先を見据えた木の使い方を願う協会のコンセプトから伐られた木償却するまで、 その木の記録を取ることは歴史を残すことでもあります。 協会のコンセプトとしては偽装されないことの為よりも歴史を刻むことへの意味に大きな価値を見出していると言ってよいでしょう。

写真の小口に番号が振られていますがその番号が一本一本の木の履歴になります。別の記録用紙には伐採した日、伐採した方向、 枝つきの状況など協会がそのあとの変化に重要と思われる項目を書き込みます。その後製材されてもその番号と記録は受け継がれていきます。 新月の木はその記録を持ってはじめて「新月の木』と呼ぶのです。

協会のNPOとしての役割は商売のためではなく本当に木の価値を高めるためにこの記録をとり継承していくことなのです。    岩越

posted by yura at 13:38| 新月伐採

2008年12月20日

新月の木ってなあに

「新月の木」は造語?
新月の木は正確には新月の前日から7日間までに伐った木(最も最良な日はまたさらにいろいろな条件が付く)で、 新月に伐ってはダメでなのです。では何故「新月の木」としたのかを出版社の社長さんに聞来ました。 直訳ではどうゆう時期に伐るかという説明の文章になってしまうので象徴的に新月を使ったそうです。私も著者である、 オーストリアのトーマ氏のところへ行きましたが、トーマ氏は「私は新月の木とは呼ばない」と断言していました。確かに、でも例えば 「月が闇夜のころ伐った木」「下弦の月を過ぎたころ新月の前までに・・・」では長すぎるので「新月の木」 としたのは日本人には言いやすく馴染みやすい名前として付けたのだと思いました。
 しかし、そのために間違った方法で伐採をしている人もいます。新月の日なら1年中伐っても良いとか、新月の前後に伐るなどです。今、 新月の木で検索すると多くの人がホームページやブログで紹介していますが、 自分で確かめず情報の一部を取り出して間違った情報を流している人が多いのに驚きます。少なくとも、 新月の木は効果なしと言う研究機関もあるのですから、 新月の木の効果を調査研究しているのは日本ではNPO新月の木国際協会だけです。 少なくとも日本の学界では積極的に効果ありとする研究者はいません。  でもヨーロッパではかなり積極的に木と月との関係を研究している人がいるのです。それも、この協会の研究会で報告されました。 毎年何か新しい発見がありいつもエキサイティングです。
 折角、最良の木を得るための方法だと思っている者としては、新月伐採法を広めるためも自分で伐採に立会い、 観察し検証していただきたいと思います。でないとひどい新月の木が出回ってしまいます。
 さてさて、新月の木って何なのか私の体験談を通してお話しましょう。と言ったところでまた続きは次回。  岩越

posted by yura at 15:48| Comment(0) | 新月伐採

2008年12月19日

新月伐採てなあに

聞いたことがあるという人も、なんだそれはという人も聞いてください。

 そもそも日本では明治5年まで太陰太陽暦が使われていたのですが、それから136年間ずっと太陽暦(グレゴリオ暦) を使っているので、人の暮らしが月の暦と密接な関係にあったころのことなどまったく分からなくなっています。けれども、 満月という言葉は未だに人々に根付いていますね。だから、「月」に関することに興味を持つ人は案外多いと思います。 もちろん日ごろは気にしていませんが。

 しかし私も興味を持つといっても満月のことばかりで、新月とか朔月(さくげつ)という言葉を聞いたことがありませんでした。 冬期の月が新月に向かう頃に木を伐ると割れや、反り、虫が付かないなど最高の木が出来るということが書かれたドイツ語の本があります。 7年前、その本を出版するにあたり翻訳したゲラを見てくれないかと出版社の社長に言われ (「木とつきあう智慧」地湧社刊)はじめて新月と言う言葉を知りました。それから、 いろいろな形で「月」と具体的かたちで向き合うことになったのです。

 さてさて、前置きが長くなりましたが、では「新月伐採てなあに?」と言うお話です。しかし、 ブログで長々と書くと読んでくれないというので続きはまたにします。一つだけ言っておきますが、 新月伐採とか新月の木という言葉はこの本が出版された時に作られた言葉でドイツ語で書かれた本にもノイモントホルツ(ドイツ語でノイモントは新月、 ホルツが木)とは書かれていません。日本の言い伝えにもないのです。 「エッ〜本当!」と叫んでいる人もあるかもしれませんね。 その種明かしはまた今度・・・
                                    岩越

posted by yura at 17:28| Comment(0) | 新月伐採